訓練3週目

今週は金曜に宇治炭山地区の見学があった。

この炭山地区の歴史はそんなに古くはなくって、約50年ほど前に市内から10人の陶工達が移住したのが始まりだったようだ。

古くないと言っても、地区を散策して50年っていう歳月はその場に溶け込み、独自の風景を作り出すには十分な時間なんだってことがわかった。

今回見学できたのは、3つの組合に属している窯元の作業場だった。ただ、自分が一番見たいと思っていた窯元は今回は見ることができなかった、、、、これはすごく残念だったから今度機会を見てレベンジしようと思う。

特に印象に残ったのは、どの作業場も美しかったこと。綺麗に掃除している窯元もあれば作業の痕跡が多くある作業場もあった、けどそのどちらも美しかった。構造美のような綺麗さがあった。

まだ、自分は作業を見て盗めるほど全然経験がないので、こうした自分が綺麗だと思うことを心に留めようと思った。

そう、その作業場に共通していたのが、もう一点。作業場を見た時にどこも移住した時の雰囲気をそのまま残しているような錯覚になった。まるで昭和にタイムスリップしたのような気持ちなったんだ。時間が止まっているような。

 

 

 

で、金曜は見学だったけどその他の日は通常どおり実習がメインの日が続いた。

今週自分は土取りの訓練をしたんだけど、まずは土殺しから始まりそれが終わると一定量の土を毎回取れるようにする訓練、そこから土を平たくしてからお椀のような形まで変形させて、土取りの訓練が終了する。

まだ土取りしてから、その土を平たい形にするとこまでしか進めていないけど、やっと土から形を作れる感じが出てきてこれがまた楽しい。

土殺しは6キロくらいの土ならうまく殺せるようになってきたし、来週はなんとか土取りを終了したいなーとほのかに思ってる。

来週が過ぎると大型連休ってやつになるので、あっという間に5月の半ばまですっ飛んでしまうんだよねー。。。

訓練2週目

あっという間の一週間だったと思うけど、体の方はだいぶ悲鳴を上げているのでやっと一週間経ったという感覚なんだろう。

今週は菊練りをひたすら練習する一週間だったが、目標としていた菊練りを一週間でクリアするというのはなんとか間に合った。昨日の午前中に検査してもらいオッケーとの判断が出たのだ。

コツのようなものをわかってしまえばなんてことないんだけど、やっぱり体の動きを言葉で伝えるのは難しい。この理解に一週間の前半を費やしてしまった。

あとはひたすら体に覚えこませて頭と体をつないでやる作業だった。けど体が週の後半になるとバキバキになってきたので思うように動かせず苦心した 笑

 

全体の進捗としては丁度3分の1が菊練りを終了している。

そうそう、総合コース(2年コース)と成形コース(1年コース)は同じ教室で作業をしていて、基本的な実習はすべて一色単にして取り組んでいくようだ。

まだ菊練りを終了していない人は、やはり初めて土を触る人が多いように思う。

(とは言っても誰がどの程度の経験を持っているかわからないんだけどね)

 

来週は次の過程で、土殺しをマスターしていく。ちょっと触りだけやってみたけど、菊練りよりスムーズにいけそうな気がしている 笑

来週が楽しみだ。

訓練1週目

久しぶりの更新になってしまった。

仕事をやめたのが3月10日で、そこから物件を決め失業給付を受けるための手続きと、東京にいる間にやっておきたかったとことをやってたら、あっという間に入校式当日だった。

 

そもそも、京都に引っ越したのが4月3日で入校式が4月5日。

さらに遡ること3月28日にギリギリ離職票を手にして、雇用保険受給者証をもらう手続きとハローワークから訓練の受講支持を出してもらい、4月4日に京都で転入手続きとハローワークに書類を提出し、免許証の住所変更をして4月4日は終わった。

 

こんなスケジュールになったのも、会社を辞めたのがギリギリすぎたのと、もう一つ、移転費の支給を受けるためだった。

移転費は自分はハロワで該当するかもと言われるまで全く知らない制度だった。

この制度のことは支給が確定したらまた書こうを思う。

 

と、前置きが長くなったけど4月5日に入校式なるものがあった。

通常訓練校は入校式の前などに説明会などがあることが多いんだけど、陶工専門校は合格したら次に学校に行くのは入校式の日だった。

入校式の情報は持ち物と集合時間だけしかなく、スケジュールなどは不明だった。

式は入校生30人と総合コースの2年生、それと陶工専門校の先生と事務の方、それに市議会や商工会、同友会の方々が出席した。

訓練生は8割がスーツで2割が私服といった感じで、私服もジャケットなどを着ている人もいれば、完全にカジュアルな人もいた。

スーツで来る方が無難かなと思う反面、当日は訓練もなく午後になる前に帰宅することになるので、私服の方がその後に行動しやすいので私服で違和感ないので私服がいいのかなと思う。

(けど、来年の入校式は2年なのでスーツにしそうだけど。。。)

 

入校式は水曜日、その週は金曜までガイダンスなどあって訓練は金曜から始まった。

金曜はひたすら土を練る。まず、土を粗く練り密度や柔らかさなどを均一にする。

その後に、空気を抜くための菊練りを行った。

金曜は10時すぎから粗練りを行い、午後から粗練りができる人から順次菊練りに移行した。

自分も午後の授業半ばから菊練りに移行した。この菊練りはだいたい一週間くらいを目安にクリアしないといけないようだ。

 

早速手首を痛めてしまい、来週からの訓練に少しの不安はあるもののそんなこと言ってられず、練って練って練りまくるしかない。

昨日会社やめました

ついに、6年半務めた会社を昨日辞めた。

辞めたんだけど、僕には辞めたことの実感はやっぱりなくて。

次の日が土曜だからってのもあるけど、きっと月曜になっても実感は沸かないのはなんとなくわかる。

実感は残された人が一番感じるもんなんだな。

残された人や場所には今まであったものがない。欠落した風景を見た時その実感が湧くんだろう。

去った人は新しい場所ですべて新しい景色だから実感がわかないのかなって、自分に当てはめて思った。

そうじゃない場合も沢山あると思うけど。

退職まであと1日

明日、3月10日に会社を退職する。

思えば7年前の3月10日に大学院を修了し、その年の11月に会社に入社したんだ。

そして年の開けた3月11日、ちょうど研修を受けていた時に震災にあった。

それから、丸6年とちょっと。

 

震災から6年かけた被災地が見違えるように変わったように、自分も会社に勤めて大きく変わったと思う。

退職まであと8日

明日(正確には今日か。)は最後の有給を使うので、今日で今週は最後だ。

今日も開発や運用改善の作業を行って、そのあと引き継ぎの資料を作成した。

実に6年半も在籍したけど引き継ぐものって改めて考えるとあんまりないもんだね。

特に今は仕掛り中の案件もなくって実際コードを見れば何をやっているかはわかるようには実装してきたしね。

改めて何を引き継ぐべきかって考えると、一つは自分がどう考えて実装してきたか、そしてその先に何を見ていたかという思想かなって思った。

これね、さすがにソースを見てもわからない。こうした考えの部分は何かドキュメントなり口伝なりで引き継ぐ価値があるなって思う。

逆にこうした退職する際にあんまり引き継ぐものがないという状況は、属人的になっていなくて良いという反面代替可能だったいうことも同時に孕んでいる。

企業に属する限り属人的なことはリスクだけどそれだけでは飛躍はないし、そのバランスって難しいなって思う。

なんとなく6年間自分の武器をなんの負い目もなく遺憾なく発揮し、伸ばせていたかっていうとそうではない。少し自分にブレーキをかけていたことは否めない。

これを遺憾なく発揮するには、もれなく後続に続く人を育てなくてはならない。

 

 

話は脱線するけど、何かを改善して良くしていく人ほど大変にならないような体制が企業というかチームにあるといいなって思う。

手術

2月24日親父が前立腺癌の摘出手術を受けた。

 

事前説明は母や父が聞いていたから、自分は癌と言っても初期なのでほんの少しの組織を切除するんだろーなとぼんやり想像していただけだった。

当日僕は会社を休み兄と母とで大学病院まで駆けつけた。手術は3〜5時間で終わるって言われてたけど少しオーバーして5時間30分で無事に終了した。

手術の後に担当医が直接手術の報告をしてくれた。

この説明は術後すぐに行われた。切除した組織と一緒に担当医が個室に入ってきた。

 

切除された組織は簡単にガーゼに包まれて小さなタッパーに無造作に入っていた。タッパーには「病理」とだけ書かれてた。

自分はこれを見たとき不思議な感覚を覚えた。

 

予想していたより、というか予想すらしないほどに早期の癌の質量と切り取られる組織の質量が同じくらいだろうと錯覚してた。

けどこの幻想に反して実際に切り取られた組織は、とても大きかった。

ピンポン玉より大きかった。

ピンポン玉って軽くって、実際体からピンポン玉が出てきてもこんなにショックは受けないと思う。

でもこの肉塊は本当に体の一部そのものだった。視覚だけで脳がこれはとても大事な体の一部だと認識する程リアルだった(当たり前だけど)

 

自分の指を包丁でそぎ落としてしまった時があった。

この時あまりの出血の多さにどんだけ切ってしまったかと落とした組織を慌てて探したけど、何のことはないほんの数ミリだった。

 

僕の脳みそはこの単純な質量の対比を一瞬で理解したようで、心拍数がグングン高くなるのがわかった。

加えて朝まで親父の体の中にあったものを、自分が見るっていうシュルレアリスムのような超現実に対して罪悪感のようなものを感じてしまった。

手術が無事終わったという安堵感も加わって、かつてないほどに頭が不思議な混乱をしているのがわかった。

 


 

現在親父の術後は良好で、手術3日目にしてもう歩く練習をしているほどだ。

削ぎ落とされた指の先より何十倍もの肉を持ってかれた親父の体だけど、癌の手術としてはものすごい負担の少ない手術だったそうで。

作陶への一歩

先週、京都府立陶工高等技術専門校のやきもの成形科総合コース(2年間)の合格通知が来た!

来春から京都に移り住んで京焼き・清水焼き(きよみずやき)を学ぶことになる

実はこの学校のことを知るのが遅かったせいで、前期の試験に間に合わず後期の試験にしか応募できなかった。

今回、後期の募集人数は4人(例年は5人)で倍率は試験で目算した感じだと4〜5倍程度だったこともあって正直どうなるかわからなかった。

けどなんとか滑り込めた。

この受験のことは、これから陶工の道へ進む人のために今度詳しく書こうと思うけどひとまず深く呼吸するだけの時間を作ろう。ここ数年は息つく暇もなく駆け抜けていた気がする。

これから春までに、退職の準備と引越しの準備(その前に家を見つけないと!)

お世話になった人への挨拶、それに今後は税金と真剣に向き合っていかないと。そのための下調べや来年度に向けての準備をしないといけない。思ったより時間がない。

まずは企業で加入していた健康保険組合への任意継続か国民健康保険への加入かを判断しないといけない。

ってのはわかっているんだけど京都の物件情報ばっか見てる。。。。やっぱり建物を見るのは楽しいな

さくらレンタルサーバーで「Index of /」を表示させない

さくらレンタルサーバーで初期のドメイン(xxxx.sakura.ne.jp)に行くと、ドキュメントルートのフォルダの一覧が表示されてしまう。

403を返す方法もありですが、折角来てくれたのだからメインのサイトにリダイレクトすようにしたい。ということで、その方法が公式には提供されていなかったので、下記の内容の”index.html”をドキュメントルート(~/www/配下)に配置して実現した。

 
<html>
<script type=’text/javascript’>
window.location=’http://hogehoge.com’//<-ここのURLを変える
</script>
</html>

 

今回はワードプレスをwww/wp配下にインストールして外部でドメインをとったので上記のように違うドメインを設定したけど、そうしない場合は

window.location=’http://xxx.sakura.ne.jp/wp’

のようにすればOK

こうすれば、自分の好きなページを表示させることができる。