訓練19週目

今週、後半から京都は秋の空気になった。

風が涼しくなったから自転車での通学が大分快適になってきた。空の方でも日差しはまだ夏だけど、雲はもう秋の形をしている。

そう、空といえば桂川の空で無数のコウモリをみた。陽も落ちそうな桂川の川縁で、燃えて舞い上がった灰のようにひらひら舞う奴らを、見た。なんだか心がざわつくようなそんな感覚を覚えたけど、案の定その感覚が的中した。今週自転車に乗っていたら2回も車にぶつけられた。おかげで体がバキバキだ。。。

そんな泣き言も言っていられず、今週から一輪挿し(一輪生)の課題に入った。

この課題はこれまでの課題の総仕上げと位置付けられる課題だ。これまでやってきた課題の要素が全て入っている。もちろんこの課題で習得しなければならない技術もしっかりある。

この課題のあとは筒花生という課題になり、少しこれまでと毛色の違う課題になるから、これまでの技術をしっかり身につけるには、この課題しかチャンスがないのだ。

そして、これまで同じ商品を作るための訓練を少しないがしろにしてきてしまった自分には、この課題でしっかりと同じ商品を作るための技術を習得したいと思う心がある。

こうした思いから、この一輪挿しの課題は丁寧に進めている。