訓練18週目

夏はまだ終わってないのに夏休みは終わってしまった。

京都の夏は暑い。厚いといった方が表現として適切で終始35度のお湯に潜っているような、ぶ厚い湿気を纏う夏だ。

訓練校には夏休み前と同じ顔ぶれが揃ったわけではなく、前期でやむなく退校してしまった仲間がいる。また今月いっぱいで就職先が決まり退校する仲間も。

けど訓練は夏休み前から、ちゃんと地続きで始まった。

額皿は初日全くエンジンがかからず一日4枚。。。。

相馬焼で速さ・正確さの重要性を学んだけど、まだ体がうまくついていかない。でも明らかに意識は変わった。

今週は額皿を30枚挽き、削り一輪挿しの道具まで作りたいと思ったけど額皿の削りが終わったとこで終了してしまった。

来週の頭から一輪挿しの道具を作り月曜からスタートを切ることになった。

額皿は、けど、あまり納得した状態で終われなかった。スピードは出るようになった。けど水挽きの時に縁を切ることなく仕上げたかったが、それがほとんどできなかった。それと、乾燥した時に皿の表面に段差ができてしまう現象がほとんどの皿で発生した。

縁を切らないようにするとは、規定のサイズで皿を作らなければならないのにロクロで作っていると形を合わせる間に少し大きくなってしまうことがある。その時に器の縁を切って器を小さくして調整することだ。

こうした作業を行うと時間的にロスするし、何しろ切らずに形を作ったものより不思議と格好悪くなる。相馬でみたときはこうした作業を僕がみている間は一度もなかった。

だから、一輪挿しの課題中にも皿を挽くことにした。やはり自分が納得できるレベルまで自分自身がいきたいんだ。